寒い季節、お腹を冷やして体調を崩してしまうことはありませんか？市販の腹巻きは高価だったり、サイズが合わなかったりすることがあります。そんな悩みを解決するのが、手作りの腹巻きです。この記事では、初心者でも簡単に作れる腹巻きの作り方をご紹介します。自分サイズで作れるので、ぴったりフィットする腹巻きが手に入りますよ。
腹巻き作りの基本情報
材料と準備するもの
腹巻き作りに必要な材料は、主に生地とゴムです。生地は、フリースやリブニットなど伸縮性のあるものがおすすめです。ゴムは幅1〜1.5cm程度のものを用意しましょう。
準備するものは以下の通りです。
伸縮性のある生地（フリースやリブニットなど）
ゴム（幅1〜1.5cm）
ミシン（または手縫い用の針と糸）
はさみ
メジャー
チャコペン（または裁縫用のマーカー）
生地選びのポイントは、肌触りの良さと保温性です。冬用なら、ウールやアクリルなどの暖かい素材がおすすめです。夏用なら、綿やシルクなどの涼しい素材が適しています。初心者の方には、扱いやすいアクリル素材がおすすめです。
費用の目安
腹巻き作りにかかる費用は、使用する生地の種類や量によって変わりますが、大体500円〜2000円程度です。100均の生地やゴムを使えば、さらに安く作ることができます。市販の腹巻きと比べると、かなりお得に作れることがわかりますね。
所要時間と難易度
腹巻き作りの所要時間は、縫い方や大きさによって異なりますが、初心者の方で1〜2時間程度、慣れてくれば30分〜1時間程度で完成します。難易度は、基本的な縫い方さえマスターすれば、初心者でも十分に作れる簡単なレベルです。
簡単！腹巻きの作り方3選
縫わずに作る簡単腹巻き
縫わずに作る腹巻きは、初心者の方にも最適な方法です。用意するものは、伸縮性のある生地（例えばフリース生地）だけです。
まず、お腹周りのサイズを測ります。次に、測ったサイズより少し小さめ（約2cm程度）に生地を切ります。縦の長さは、お好みで20cm〜30cm程度にします。
切った生地を筒状に丸めて、両端を合わせます。合わせた部分を手で軽く縫うように編んでいけば完成です。縫う必要がないので、とても簡単に作ることができます。
この方法は、急いで腹巻きが必要な時や、縫うのが苦手な方におすすめです。ただし、耐久性は他の方法に比べて劣るので、長期間の使用には向いていません。
ミシンで作る基本の腹巻き
ミシンを使って作る腹巻きは、少し手間はかかりますが、丈夫で長持ちする腹巻きができます。
用意するものは、伸縮性のある生地（フリースやリブニットなど）、ミシン、糸、はさみ、メジャー、チャコペンです。
まず、お腹周りのサイズを測り、そのサイズに縫い代（約2cm）を足した長さに生地を切ります。縦の長さは20cm〜30cm程度にします。
次に、生地を半分に折り、長い辺をミシンで縫います。縫い終わったら、生地を裏返して筒状にします。上下の端を1cm程度内側に折り、ミシンで縫えば完成です。
ミシンを使う際のポイントは、伸縮性を保つことです。必ず伸縮用の縫い方を選びましょう。一般的には、ジグザグ縫いや伸縮縫いが適しています。
また、縫い代は1cm程度取り、縫い終わったら縫い代を割って、アイロンで押さえると見た目もきれいになります。
手編みで作るあったか腹巻き
手編みの腹巻きは、見た目も可愛く、温かさも抜群です。かぎ針や棒針を使って編みます。
用意するものは、毛糸、かぎ針または棒針、はさみ、とじ針です。
まず、お腹周りのサイズを測ります。次に、鎖編みでそのサイズ分の目を作ります。そこから、2目ゴム編みや模様編みなど、お好みの編み方で編み進めていきます。
高さが20cm〜30cm程度になったら、最初の鎖編みと最後の段をとじ針でつなげば、筒状の腹巻きの完成です。
手編みの腹巻きは、編み方によって様々なデザインを楽しむことができます。例えば、ケーブル編みを取り入れると立体的な模様が楽しめますし、レース編みを取り入れると繊細で女性らしい印象になります。
また、複数の色の毛糸を使ってストライプ柄や市松模様を作ることもできます。自分好みのデザインを考えながら編むのも、手編みの腹巻きの魅力の一つです。
腹巻き作りの手順とコツ
サイズの測り方
腹巻きを作る際、正確なサイズ測定が重要です。まず、メジャーでウエストを測ります。測る位置は、へそ周りが一般的です。
次に、腹巻きの縦の長さを決めます。通常、20cm〜30cm程度が適していますが、好みに応じて調整してください。長すぎると着用時に邪魔になる可能性があるので注意が必要です。
測定したサイズから、生地の伸縮性を考慮して、実際の裁断サイズを決めます。伸縮性の高い生地なら、測定したサイズより1〜3cm小さめに作ると、ぴったりフィットします。
例えば、ウエストが70cmの場合、伸縮性の高い生地なら67〜69cm程度の長さに裁断するとよいでしょう。縦の長さは、25cmくらいから始めて、着用感を確認しながら調整していくのがおすすめです。
生地の選び方
腹巻きの生地選びは、季節や用途によって変わってきます。冬用なら、ウールやアクリルなどの暖かい素材がおすすめです。夏用なら、綿やシルクなどの涼しい素材が適しています。
初心者の方には、扱いやすいアクリル素材がおすすめです。洗濯も簡単で、色落ちしにくいのが特徴です。
また、伸縮性のある生地を選ぶことが大切です。リブ編みの生地やフリース生地は、体にフィットしやすく、腹巻きに適しています。
生地を選ぶ際は、実際に手で触れてみることが大切です。肌触りが良く、適度な厚みがあり、伸縮性のある生地を選びましょう。また、洗濯のしやすさも考慮に入れると、長く使える腹巻きを作ることができます。
縫い方のポイント
腹巻きを縫う際のポイントは、伸縮性を保つことです。ミシンを使う場合は、必ず伸縮用の縫い方を選びましょう。一般的には、ジグザグ縫いや伸縮縫いが適しています。
手縫いの場合は、伸縮性のある糸を使い、やや緩めに縫うのがコツです。きつく縫いすぎると、生地が伸びなくなってしまいます。
また、縫い代は1cm程度取り、縫い終わったら縫い代を割って、アイロンで押さえると見た目もきれいになります。
縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをしっかりと行いましょう。これにより、縫い目がほつれにくくなります。特に、ゴムを通す部分は力がかかるので、念入りに縫うことが大切です。
腹巻き作りの応用テクニック
ポケット付き腹巻きの作り方
ポケット付き腹巻きは、カイロを入れたり小物を収納したりできて便利です。作り方は基本の腹巻きとほぼ同じですが、ポケットを付ける工程が加わります。
まず、ポケット用の生地を用意します。サイズは、縦18cm×横20cm程度が適しています。ポケットの上部を3つ折りにしてミシンで縫います。
次に、腹巻き本体の生地にポケットを付ける位置を決めます。一般的には、上から7.5cm、横端から12cm程度の位置が使いやすいでしょう。
ポケットの三辺をミシンで縫い付けたら、あとは基本の腹巻きと同じ手順で完成させます。
ポケットの数や大きさは自由に調整できます。例えば、左右に小さなポケットを付けたり、中央に大きなポケットを一つ付けたりと、用途に合わせてアレンジできます。
また、ポケットの形も工夫できます。丸みを帯びた形にしたり、フラップ付きにしたりすると、デザイン性が高まります。
デザイン性を高める工夫
腹巻きは実用的なアイテムですが、デザイン性を高めることで、おしゃれなファッションアイテムにもなります。
色使いを工夫するのも一つの方法です。単色ではなく、複数の色を組み合わせたり、グラデーションを作ったりすると、見た目が華やかになります。
また、模様編みを取り入れるのもおすすめです。かぎ針編みなら、鎖編みと長編みを組み合わせたレース模様が可愛いですし、棒針編みなら、ケーブル編みやアラン模様などが素敵です。
さらに、ビーズやスパンコールを付けたり、刺繍を施したりするのも良いでしょう。ただし、装飾を付けすぎると着け心地が悪くなる可能性があるので、バランスが大切です。
例えば、腹巻きの端に細かいレース模様を編み込んだり、中央に小さな刺繍を入れたりするだけでも、ぐっとおしゃれな印象になります。また、ボタンやリボンなどの装飾を付けることで、アクセントを加えることもできます。
デザインを考える際は、着用する服装との相性も考慮しましょう。シンプルな服装に合わせるなら、派手すぎないデザインがおすすめです。逆に、アクセントとして使いたい場合は、思い切って個性的なデザインにしても面白いでしょう。
腹巻き作りの注意点とトラブル対処法
よくある失敗とその対策
腹巻き作りでよくある失敗の一つは、サイズ間違いです。きつすぎたり緩すぎたりすると、着用感が悪くなります。対策として、必ず試着をしながら作ることをおすすめします。編み途中でも、輪にして体に巻いてみて、フィット感を確認しましょう。
また、編み目の緩さにムラができてしまうこともあります。これは、編み進めるうちに力の入れ具合が変わってしまうことが原因です。常に同じテンションで編むように心がけましょう。途中で休憩を取るのも良い方法です。
縫い方が原因で、着用中に縫い目がほつれてしまうこともあります。これを防ぐには、縫い目の始めと終わりをしっかりと固定することが大切です。また、伸縮性のある縫い方を選ぶことも重要です。
生地選びの失敗も多いです。伸縮性が足りない生地を選んでしまうと、着用時に窮屈になったり、逆に緩すぎたりします。購入前に生地を実際に手で伸ばしてみて、適度な伸縮性があるかを確認することが大切です。
生地選びの失敗を防ぐためには、購入前に実際に手で触れてみることをおすすめします。オンラインショッピングの場合は、商品の詳細説明や口コミをよく確認しましょう。
お手入れ方法
手作り腹巻きを長く使うためには、適切なお手入れが欠かせません。まず、使用した毛糸や生地の取り扱い表示を必ず確認しましょう。
一般的に、アクリル毛糸で作った腹巻きは洗濯機で洗えますが、ウールの場合は手洗いが安全です。洗剤は中性洗剤を使い、やさしく押し洗いします。
乾燥は、形を整えて平干しするのが基本です。直射日光は避け、風通しの良い日陰で乾かします。乾燥機の使用は避けましょう。縮んだり、型崩れの原因になります。
保管する際は、虫食いを防ぐため、防虫剤を使用するのがおすすめです。また、湿気の多い場所は避け、風通しの良い場所で保管しましょう。
まとめ
手作り腹巻きは、初心者でも簡単に作れる実用的なアイテムです。自分サイズで作れるので、ぴったりフィットする腹巻きが手に入ります。材料費も安く、オリジナルデザインを楽しめるのも魅力です。
素材選びや編み方、サイズ調整など、ポイントを押さえて作ることで、快適で長く使える腹巻きができあがります。ぜひ、自分だけの腹巻きを作ってみてください。寒い季節の味方になること間違いなしです。
