モーガルソケットとは?取り付け方やおすすめのメーカー&商品を紹介!

DIY

照明器具の定番アイテムであるモーガルソケット。シンプルなデザインでほかのアイテムを引き立て、取り付ける場所によってはおしゃれな雰囲気を演出します。そんなモーガルソケットの取り付け方、おすすめ商品、取り付け例をチェックしましょう。

モーガルソケットとは

モーガルソケットは、電球を取り付けるための器具です。シンプルなデザインが特徴で、電球の美しさを引き立てます。DIY初心者でも扱いやすく、インテリアの雰囲気を手軽に変えられる人気アイテムです。

モーガルソケットの特徴

モーガルソケットの最大の特徴は、その素朴さにあります。装飾を排したシンプルな形状は、どんなインテリアにも馴染みます。また、安価で入手しやすいのも魅力です。多くの場合、300円程度で購入できます。

耐久性も高く、メンテナンスが容易なのも特徴です。電球の交換も簡単で、高所作業が不要なため安全性も高いです。さらに、壁付けタイプなので天井をすっきりさせることができます。

モーガルソケットの種類

モーガルソケットには、主に2つの種類があります。1つは一穴タイプ、もう1つは二穴タイプです。一穴タイプは配線が1本、二穴タイプは配線が2本取り付けられるようになっています。

また、材質によっても分類されます。一般的なのは磁器製ですが、陶器製やゴム製のものもあります。磁器製は耐熱性に優れ、長期使用に適しています。

さらに、口金のサイズによっても種類が分かれます。一般的なのはE26ですが、大型のE39や小型のE17なども存在します。用途に応じて適切なサイズを選びましょう。

モーガルソケットの取り付け方

モーガルソケットの取り付けは、DIY初心者でも挑戦できる作業です。ただし、電気工事を伴うため、安全には十分注意が必要です。基本的な手順と注意点を押さえておきましょう。

必要な道具と材料

モーガルソケットを取り付けるには、以下の道具と材料が必要です。

  1. モーガルソケット
  2. 電線(VVFケーブル推奨)
  3. ドライバー
  4. ワイヤーストリッパー
  5. 絶縁テープ
  6. 電圧チェッカー

これらの道具は、ホームセンターなどで簡単に入手できます。電線の太さや長さは、設置場所に応じて適切なものを選びましょう。

取り付け手順

モーガルソケットの取り付け手順は以下の通りです。

  1. 電源を切る:作業を始める前に、必ず該当する回路のブレーカーを落とし、電源が切れていることを確認します。
  2. 既存の照明器具を取り外す:既に照明器具が付いている場合は、慎重に取り外します。
  3. 電線を準備する:壁から出ている電線の被覆を適切な長さ(約1cm)剥ぎます。より線の場合は、芯線をよじっておきます。
  4. モーガルソケットを分解する:多くのモーガルソケットは、本体と蓋に分かれています。ネジを外して分解します。
  5. 電線を接続する:本体の端子に電線を接続します。プラス(黒)とマイナス(白)を間違えないように注意しましょう。
  6. モーガルソケットを組み立てる:電線を接続したら、本体と蓋を元通りに組み立てます。
  7. 壁に取り付ける:付属のネジを使って、モーガルソケットを壁に固定します。
  8. 電球を取り付ける:最後に電球を取り付けて完成です。

この手順を丁寧に行えば、安全にモーガルソケットを取り付けることができます。

安全上の注意点

モーガルソケットの取り付けには、いくつかの注意点があります。

まず、作業中は必ず電源を切っておくことが重要です。電圧チェッカーを使って、確実に電源が切れていることを確認しましょう。

また、電線の接続は確実に行います。緩みがあると発熱や火災の原因になる可能性があります。接続後は絶縁テープでしっかりと巻いておきましょう。

壁への取り付けも慎重に行います。ネジの締め付けが弱いとソケットが落下する恐れがあります。かといって強すぎると、磁器製のソケットが割れてしまう可能性もあります。

さらに、モーガルソケットの裏側に端子接続がある場合は、絶縁処理を行うことをおすすめします。虫やほこりが入り込み、湿気を帯びると漏電の可能性があるためです。

最後に、自信がない場合や複雑な配線が必要な場合は、専門家に依頼することをおすすめします。安全第一で作業を進めましょう。

おすすめのメーカーと商品

モーガルソケットには様々なメーカーと商品があります。ここでは、人気のメーカーと商品を紹介します。

青山電陶

青山電陶は、モーガルソケットの代表的なメーカーです。品質が高く、信頼性があります。特に「E26小モーガルソケット」シリーズが人気です。

一穴タイプの「E26-01」と二穴タイプの「E26-02」があります。どちらも磁器製で耐久性に優れています。価格も手頃で、多くのDIY愛好家に支持されています。

青山電陶の製品は、端子が内側にあるタイプが多いのも特徴です。これにより、漏電のリスクが低減されています。

アサヒ

アサヒも、モーガルソケットの有名メーカーです。青山電陶と同様に、品質の高さで知られています。

アサヒの「E26耳付レセップ」は、取り付けが簡単なのが特徴です。耳が付いているので、壁への固定が容易です。また、ゴム製のものもあり、割れる心配がありません。

その他のメーカー

他にも、パナソニックやオーデリックなど、大手メーカーのモーガルソケットもあります。これらは、デザイン性や機能性に優れています。

例えば、パナソニックの防水ソケットは、屋外や湿気の多い場所での使用に適しています。オーデリックの製品は、モダンなデザインが特徴で、インテリアにこだわる方におすすめです。

選び方のポイントとしては、以下の点に注目しましょう。

  1. 材質:磁器製は耐熱性に優れていますが、割れやすい面もあります。ゴム製は割れる心配がありませんが、経年劣化に注意が必要です。
  2. 口金サイズ:一般的なE26以外にも、E17やE39などがあります。使用する電球に合わせて選びましょう。
  3. 耐震性:地震の多い日本では、耐震型のモーガルソケットを選ぶのも良いでしょう。
  4. デザイン:シンプルなものから、装飾的なものまで様々です。インテリアに合わせて選びましょう。
  5. 価格:基本的には安価ですが、高機能なものは少し高めです。予算と照らし合わせて選びましょう。

これらのポイントを押さえつつ、自分の好みや用途に合ったモーガルソケットを選んでください。

モーガルソケットの活用アイデア

モーガルソケットは、その汎用性の高さから様々な場面で活用できます。ここでは、具体的な活用アイデアをいくつか紹介します。

壁付けライトとして

モーガルソケットの最も一般的な使い方は、壁付けライトとしての活用です。シンプルなデザインは、どんな部屋にも馴染みます。

リビングや寝室の壁に取り付けることで、柔らかな間接照明として機能します。電球の選び方次第で、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。例えば、電球色のLED電球を使えば、落ち着いた雰囲気を演出できます。

また、廊下や階段の壁に取り付けることで、安全性を高めることもできます。夜間のトイレ利用時など、程よい明るさを確保できます。

ペンダントライトとして

モーガルソケットは、ペンダントライトとしても活用できます。天井から配線を引き、モーガルソケットを取り付けるだけで、シンプルでスタイリッシュなペンダントライトが完成します。

ダイニングテーブルの上に設置すれば、食事時の雰囲気を演出できます。また、寝室のベッドサイドに設置すれば、読書灯としても活用できます。

ペンダントライトとして使用する場合は、コードの長さや色にも注目しましょう。黒や白のコードはシンプルですが、カラフルなコードを使えば、それ自体がインテリアのアクセントになります。

DIYプロジェクトでの活用

モーガルソケットは、DIYプロジェクトの材料としても人気です。例えば、木材と組み合わせて、オリジナルのブラケットライトを作ることができます。

また、古い瓶や缶をリメイクして、ユニークな照明器具を作ることもできます。瓶の底に穴を開け、そこにモーガルソケットを取り付けるだけで、オリジナルのペンダントライトが完成します。

さらに、複数のモーガルソケットを使って、シャンデリア風の照明を作ることも可能です。木の枝や金属パイプなどを使って、オリジナリティあふれる照明を作ってみるのも面白いでしょう。

これらのDIYプロジェクトは、インテリアに個性を加えるだけでなく、製作過程自体も楽しめます。ただし、電気を扱う作業なので、安全には十分注意しましょう。

屋外での使用

防水タイプのモーガルソケットを選べば、屋外での使用も可能です。庭やベランダに設置することで、夜のアウトドア空間を演出できます。

例えば、庭木にモーガルソケットを取り付け、電球を吊るすことで、ロマンチックな雰囲気を作り出せます。また、ガーデニングが趣味の方なら、植物の生育を助ける補光用の照明としても活用できます。

屋外で使用する場合は、防水性能と耐候性に優れた製品を選びましょう。また、安全のため、漏電遮断器を設置することをおすすめします。

モーガルソケットのメンテナンス

モーガルソケットは比較的メンテナンスフリーな製品ですが、長く安全に使用するためには、定期的なケアが必要です。ここでは、モーガルソケットのメンテナンス方法について説明します。

清掃方法

モーガルソケットの清掃は、安全性を確保するために重要です。以下の手順で清掃を行いましょう。

  1. 電源を切る:清掃前に必ず電源を切ります。感電の危険があるので、この手順は絶対に省略しないでください。
  2. 電球を外す:ソケットから電球を慎重に取り外します。
  3. 乾いた布で拭く:柔らかい乾いた布で、ソケット全体のほこりを拭き取ります。特に、電球を取り付ける部分は丁寧に清掃しましょう。
  4. 湿った布で拭く:頑固な汚れがある場合は、軽く湿らせた布で拭き取ります。ただし、水分が内部に入らないよう注意してください。
  5. 乾燥させる:湿った布で拭いた後は、完全に乾燥させてから電球を取り付けます。

清掃の頻度は、使用環境によって異なりますが、半年に1回程度が目安です。ほこりや湿気が多い環境では、より頻繁に清掃を行うことをおすすめします。

交換時期の目安

モーガルソケットは耐久性が高い製品ですが、永久に使用できるわけではありません。以下のような症状が見られたら、交換を検討しましょう。

  1. 電球がちらつく:ソケットの接触不良が原因の可能性があります。
  2. 異臭がする:過熱や絶縁劣化の兆候かもしれません。
  3. 変色や亀裂がある:経年劣化のサインです。
  4. 電球の取り付けがゆるい:ソケット内部の金属部分が摩耗している可能性があります。

これらの症状が見られた場合は、安全のため速やかに交換することをおすすめします。交換の際は、同じ規格のソケットを選び、取り付け方法を確認してから作業を行ってください。

まとめ

モーガルソケットは、シンプルながら多機能な照明器具です。適切な取り付けと定期的なメンテナンスを行えば、長期間安全に使用できます。DIYプロジェクトにも活用でき、インテリアの可能性を広げてくれます。安全性に配慮しつつ、モーガルソケットを活用して、自分だけの素敵な照明空間を作り上げてみてはいかがでしょうか。

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