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マッドマックス2 予告動画

マッドマックス2 作品情報

『マッド・マックス２』は、1981年に公開されたバイオレンス・アクション映画です。監督はジョージ・ミラーで、前作の「マッド・マックス」で一躍有名になりました。主演のマックスを演じるのは「リーサル・ウェポン」などにも出演した名優メル・ギブソン。そして、相棒役のジャイロ・キャプテン役は個性派俳優のブルース・スペンスが演じています。戦争後の荒廃した世界を、ガソリンを求めて車やバイクなどで暴走族が疾走するという独特の世界観は、その後の多くの作品に多大なる影響を与えました。

マッドマックス2 キャスト・スタッフ

マッドマックス2 あらすじ

戦争により荒廃した世界。そこでは、数少ないガソリンを巡り暴走族が略奪を繰り広げていました。マックスも、そんな連中に追い回されていましたが、なんとか追い払うことに成功します。しかし、このとき傷を負ったウェズは今後、マックスを執拗に狙うようになるのでした。暴走族が去った後、マックスは一台のオートジャイロを見つけます。しかし、オートジャイロに近づくとそこにはジャイロ・キャプテンが潜んでいました。ジャイロ・キャプテンはボウガンでマックスを威嚇しますが、マックスの相棒の犬がジャイロ・キャプテンに襲いかかり形勢は逆転。ジャイロ・キャプテンは、近くに石油精製所があることをマックスに伝えることでなんとか命乞いをすることに成功します。その石油精製所は、ヒューマン・ガス率いる暴走族に目をつけられていたのでした。

マッドマックス2 評価

各映画レビューサイトから「マッドマックス2 」の評価を集めました。

マッドマックス2 見どころ

前作を上回るカー・スタントの数々

最初から最後まで、迫力あるカー・スタントで度肝を抜かれます。前作の「マッド・マックス」は映画の中のかなりの部分がストーリーを主体としており、カー・スタントは実はそれほど多くなかったのですが、本作は半分程度がカー・スタントで占めているのではないでしょうか。特に圧巻は後半のタンクローリーで暴走族から逃げるシーン。執拗な暴走族の襲撃を回避しながらマックスがタンクローリーを疾走させる場面は、おそらく目が釘付けになることでしょう。ちなみに、前作ではスタント中に死者が出たことで話題になりましたが、本作ではより過激なシーンが多いにもかかわらず死者はゼロ。かなり、安全面には気を使っていたそうです。

独特の世界観

戦争後の荒廃した世界、モヒカン姿の暴走族、といえば、日本にそんな世界観の有名な漫画がありました。そう、「北斗の拳」です。実は、あの作品も、この映画の影響を色濃く受けています。他にも、この映画の世界観に影響を受けた作品はたくさんあるようですが、それだけインパクトのある作品だったということですね。特にこの作品は、登場する演者のスタイルといい、舞台のセットといい、映画全体で荒廃した世界がうまく表現されていて、世紀末度は前作よりも高いです。主人公のマックスは、前作で妻と子供を暴走族に殺されているのですが、それゆえに生きる目的を失った人間として描かれていて、最後には虚しさだけが余韻として残る映画ですね。

ジャイロ・キャプテンの軽妙な演技

内容は非常にシリアスで、主人公マックスも笑うことなど全くない人間として描かれている中で、人間臭さを前面に出しているのがジャイロ・キャプテン。登場の仕方もユニークで、ある意味、主人公よりも目立っているかも知れません。お笑い担当も彼の役目。他にも、石油精製所で生きる住民の中の女性と恋に落ちたり、後半ではオートジャイロを使ってマックスを援護したり、いろいろと活躍します。彼の存在は、この映画の中ではなくてはならない存在でしょう。あまり殺伐とした雰囲気になりすぎないように調節する役を担っているのだと思います。

そして最後は静かに去ってゆく

最後は実際に映画を見て確かめてほしいですが、なかなか渋い終わり方をしています。「マッド・マックス」シリーズはこの後もまだ続くのですが、一番面白いと感じたのはこの作品です。前作を見ていなくても、本作は十分に楽しめるので、いきなり「マッド・マックス２」から見始めてもいいと思います。前作の終わり方、本当に救いようがない結末なのですが、本作のほうがまだマシかなと思います。そしてマックスが伝説として語られるようになるところが個人的には気に入っています。そういえば「北斗の拳」もそんな感じでキャラクターが伝説化されることが多いですよね。

マッドマックス2 感想・レビュー

まずはカー・スタントにびっくり

この映画、映画館では見ずにビデオで見ました。これは失敗したなと思っています。大画面で見たほうが迫力が全然違いますから。とにかく、後半の怒涛のカー・チェイスは一見の価値ありです。凄まじいスタントがこれでもかと登場します。よく、大事故にならなかったなと思いますよ。道路スレスレにカメラをセットして迫力を出す撮影方法は前作でもありましたが、本作でもそれは様々な場面で登場します。そのおかげで臨場感あるシーンが撮影できたのでしょう。クライマックスのシーンは特にど派手ですよ。

乾いた荒野でのサバイバル

舞台は乾いた砂漠の中。周りには水も少ないでしょうから、そう考えると見ていて喉が渇きます。石油精製所の住民が次の移転地として選んだのは水のあるオアシス。そこにたどり着くまでの距離を走るのにガソリンが必要になるわけですね。暴走族側も、ガソリンを手に入れるために容赦なく襲撃してきます。それに耐え、最後に石油精製所を脱出するわけですが、そこで暴走族を欺くいくつかのトリックがあって、最後にその内容が明らかになります。誰もが、生き抜くために必死になる様子がうまく描かれているなと感じました。

単純明快なストーリー

この映画、ストーリーは非常に単純です。ガソリンを狙う暴走族から砦を守り、脱出する。これだけです。なので、場面は自然とアクション・シーンが多くなります。難しいことは何も考えず、ただひたすら迫力あるシーンを楽しむことができます。これだけ純粋なアクション映画、あまりないと思います。普通、アクション映画であっても、カー・スタントだけでなく、格闘シーンや銃撃シーンなどが盛り込まれているものですが、これはほぼ100%カー・スタントです。それだけ、車を使うことにこだわりがあったのかも知れません。

子役がなかなかにいい味出してます

マックスとジャイロ・キャプテンの他に、本作では子役が登場します。言葉が話せない野生児という役柄ですが、この子が第三の主役にあたるのかもしれません。ブーメランを武器に、マックスをいろんな場面で助けてくれたりしますし、マックスに追い返されても最後は一緒に行動しようとする健気な一面も見せてくれます。この子役の存在が、続編の「マッド・マックス３ サンダードーム」につながるのかも知れません。続編ではたくさんの子役が登場します。子役がいい作品に外れはないというのが持論なのですが、これもその例に漏れず、素晴らしい演技を見せてくれますよ。

マッドマックス2 SNSでの評判は？

Twitterから「マッドマックス2」の評判をまとめました。

【まとめ】マッドマックス2の動画を無料で見るなら

「マッド・マックス２」は、「北斗の拳」をはじめとするあらゆる作品に多大な影響を与えてきました。その凄まじいまでのカー・チェイスは、様々なカー・スタント映画の中でも５本の指に入るものだと思います。世紀末の雰囲気ただよう独特の世界観は一見の価値があります。また、名優メル・ギブソンの他、個性的な俳優であるブルース・スペンスや子役の演技にも注目。もし見たことのない方、カー・スタント映画が好きであれば、まさに必見の映画だと思いますよ。