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シャレード(1963)の動画配信情報

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シャレード(1963) 予告動画

シャレード (字幕版)

この映画はオードリー・ヘップバーンのクローズアップされた目ににピストルから水が飛び出しすシーンから始まる。ケイリー・グラントとオードリー・ヘップバーンの絶妙なコンビでパリの町を逃げ回る様子を描き、しゃれたセンスを活かしてつくり上げたミステリー・コメディの傑作。共演もジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、ウォル...

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シャレード(1963) 作品情報

映画「シャレード」はスタンリー・ドーネン監督によって、1963年にアメリカで製作されているアドベンチャードラマです。ピーター本国アメリカで公開された後に、日本でもユニバーサル・ピクチャーズ社の配給によって全国ロードショーされました。ピーター・ストーンとマーク・ベームによって共同執筆された推理小説、「The Unsuspecting Wife」を映像化したものです。「踊る大紐育」や「恋愛準決勝戦」など、ミュージカルからロマンチックコメディまでを手掛けている個性派の映画作家がメガホンを取りました。1962年秋にクランクインを迎えていてパリでのメイン撮影を皮切りに、ヨーロッパ各地での現地ロケを敢行しています。突然の夫の死によって次から次へと不可解な事件に巻き込まれることとなった、ひとりの女性の恋と冒険を描いた作品です。

シャレード(1963) キャスト・スタッフ

シャレード(1963) あらすじ

レジーナ・ランパートは裕福な夫・チャールズとの暮らしに退屈をしていたために、今度の休暇が終わり次第離婚をするつもりです。レジーナが友人と雪山でスキーに出かけて家を留守にしていた間に、チャールズは何者かに殺害されてしまいました。地元警察の調べではチャールズは偽名を使ってしばしば海外を行き来していたようで、金銭トラブルに巻き込まれたようです。頼れる人もなく帰る家もなく途方に暮れていたレジーナは、雪山で知り合ったピーター・ジョシュアの助けを借りて犯人探しを始めます。徐々に真相へと近づく中で、チャールズがレジーナに対して身分を偽っていたようにピーターの隠し事も明らかになっていくのでした。

シャレード(1963) 評価

各映画レビューサイトから「シャレード(1963) 」の評価を集めました。

シャレード(1963) 見どころ

華麗なるヒロインをエスコート

有閑マダムから受難の未亡人へと転がり落ちていく、ヒロインのレジーナ・ランパートを演じているのはオードリー・ヘップバーンです。そんなレジーナの美しさを際立たせるのにひと役買っている、人気ブランド・ジバンシーのファッションにも注目してください。ブレイク・エドワーズ監督作「ティファニーで朝食を」や、ウィリアム・ワイラー監督の「おしゃれ泥棒」でも話題になりました。ミステリアスな雰囲気を讃えてレジーナに近づいてくる、ピーター・ジョシュア役にケーリー・グラントが扮しています。いざという時には自分自身の危険さえも省みることなく、身体を張ってレジーナを守り抜くダンディズムが素敵ですね。行く先々でレジーナの前に立ちはだかるトリオのひとり、テックス・ペンソロー役を務めているのはジェームズ・コバーンです。「殺しのカルテ」に代表されるような犯罪ものには欠かせない名バイプレイヤーで、白い歯を剥き出しにした笑顔は1度見ると忘れられません。

騙し騙された果てに

本作品の原題は英語で「charade」で英和辞書をひいてみると、「見せかけ」や「身振り」に「謎かけ」など手掛かりになりそうなキーワードがポンポンと飛び出してきます。「charades」と「S」をひとつ付け加えてみると、ジェスチャーゲームを意味する俗語に早変わりする言葉遊びも面白いですね。夫・チャールズの表向きの善良な顔に騙され続けてきた、レジーナの戸惑いや悔しさに重なるものがありました。チャールズが亡くなった途端にタイミング良くに接触してくる、ハミルトン・バーソロミューも簡単には信用できません。初対面の時は紳士ピーター・ジョシュア、次に登場するとアレクサンダー、更には泥棒のアダム・キャンフィールド。目まぐるしく移り変わっていくこのキャラクターの本当の名前と、その意外な職業には驚かされることでしょう。

波乱万丈な彼女のフランス旅

映画冒頭でレジーナが親友のシルヴィーを誘ってスキーバカンスを楽しんでいる場所は、フランスの雪深い山岳地帯です。休暇を終えてレジーナが向かう先はパリの中心地にある自宅アパートで、非日常の解放感から日常の息苦しさへと引き戻されていきます。夫の遺品の中にあったベネズエラ行きのチケットを握りしめたレジーナが辿り着いたのは、パリ8区にある米国大使館です。建物が隣接しているのはコンコルド広場で、この地でギロチンにかけられたルイ16世とマリー・アントワネットに想いを巡らせてしまうかもしれません。終盤で真犯人が取り引き場所に指定してくるのは、パリ1区にあり画廊やアンティークショップで賑わうパレ・ロワイヤルです。中庭には芸術家のダニエル・ビュランが設計した260本の柱が立ち並んでいて、水玉模様が神秘的なムードを醸し出しています。歴史的な建造物と現代的なアートが入り交じったこの回廊で繰り広げられる、激しい銃撃戦は見応えがありますよ。

シャレード(1963) 感想・レビュー

雪山から急転直下

せっかくのスキー旅行ながらどこか物足りなさを抱いた、レジーナランパートの陰りを帯びた眼差しがオープニングを飾ります。大富豪と結婚して経済的には何ひとつ不自由のない暮らしを送りながらも、虚無感は一向に満たされることはありません。新しい人生を自らの手で切り開いていくために、夫・チャールズのもとへ別れを告げに向かう姿が勇ましいです。既に何者かによって殺害された後で、密かに用意しておいた離婚届けが無駄になってしまうのが皮肉な顛末でした。

手を取り合い逃避行

生前は数多くの取り巻き連中に囲まれていたチャールズの、余りにも参列者の少ないお葬式が侘しい眺めです。景気が良かった頃は愛想笑いを浮かべながらすり寄ってきた人たちが、手のひらを返したかのように冷たくなります。無一文で世の中の荒波へと放り出されてしまったレジーナに対して、手を差しのべてくれるピーター・ジョシュアの優しさに心温まりました。亡き夫が持ち逃げした大金を巡って生命を狙われることとなったレジーナが、ピーターに心惹かれていくのも致し方ありません。チャールズが妻に内緒で複数の名前を使い分けていたように、ピーターの別の名前と顔が徐々に明らかになっていくのがスリリングです。

迫りくる3体の影と大いなる遺産

長身痩躯で鋭い眼光のテックス、大きな身体に右手に義手を装着したスコビー、他のふたりと比べると影が薄くて小柄なギデオン。三者三様の身体的な特徴をアピールするかのように、レジーナのあとを追いかけてくる3人組が何とも薄気味悪いです。レジーナがアメリカ大使館へと駆け込んだことがきっかけで、CIAエージェントまで乗り出してきてスパイものに早変わりします。更には第2次世界大戦時に遡って、レジスタンスの軍資金25万ドルを奪い合う急展開はトレジャーハンターにも負けていません。レジーナに危機が迫りくる中でピーターでもなくアレクサンダーでもなくアダムでもない、ありのままの姿と名をさらけ出す瞬間に胸を打たれました。

シャレード(1963) SNSでの評判は？

Twitterから「シャレード(1963)」の評判をまとめました。

【まとめ】シャレード(1963)の動画を無料で見るなら

予想外な黒幕の正体が明かされていく中で、レジーナのもとに25万ドルが舞い込んでくるクライマックスが圧巻でした。思わぬ形で莫大な遺産を手に入れたとしても、彼女の無欲さと人柄の良さが揺らぐことはいささかもありません。お金では決して買うことが出来ない幸せを見つけたレジーナが、愛する人のもとへとたどり着く瞬間にはホロリとさせられます。旅行で海外に足を運ぶ機会が多い皆さんや、パリコレを始めとするファッション情報に興味がある方は是非みて下さい。